たんぱく質とマグネシウム
カルシウムは骨を丈夫にする成分です。身長を伸ばすのに最も必要となるのはたんぱく質の方です。たんぱく質は体内で成長ホルモンに変化します。この成長ホルモンこそ、身長を伸ばしてくれる成分となるのです。
そして、成長ホルモンの効果をより高める作用をするのが、カルシウム、亜鉛、マグネシウムなどの成分です。つまり、カルシウムだけで身長を伸ばすことができなくても、子供の身長を伸ばすために必要な栄養素であることは間違いないのです。
良質なたんぱく質を摂ろうと思えば、鶏ささみがお勧めです。基本的にたんぱく質は、動物性の食品に多く含まれ、肉、魚介、乳製品、卵などとなります。しかし、動物性食品は同時に脂質も含まれているのが難点です。
そこで、良質なたんぱく質を摂るなら鶏ささみなどの脂質が少ないものがお勧めとなるのです。もちろん、カルシウム、マグネシウムをバランスよく摂るのも重要です。マグネシウムにはカルシウムと共に骨をつくる作用があり、更にはカルシウムの吸収を助ける作用もあるのです。
カルシウムは基本的に身体に吸収されにくい性質があるので、マグネシウム不足になると、摂取したカルシウムが溶け出てしまう危険があります。カルシウムとマグネシウムの最適なバランスは、カルシウム2～3に対し、マグネシウム1とされています。
リンもカルシウムと共骨をつくる成分なので、一緒に摂ることでカルシウムの吸収を高めます。リンは肉、魚などの食品に含まれているので、食事からだけでも十分補うことができるはずです。